graf porchのレジデンススペース(後編)

こんにちは、企画・アートマネジメント担当の猪子です。
前編から時間が空いてしましましたが、今回は大阪・中之島にあるgraf studioの2F、graf porchのレジデンススペースについてお話しします。

前回は、入り口からギャラリースペースやキッチンなどをご紹介しましたが、今回はそのさらに奥、普段は宿泊者の方だけが楽しむことのできるプライベートゾーンについてご紹介します。

木々で囲まれた、オリエンタルな寝室

graf porchの廊下を進むと、奥にはベッドルームがございます。

お履物を脱いでいただき、2名までこちらのお部屋をご利用いただけます。
小窓から差し込む光と間接照明が心地よいこちらの空間は、ぜひ宿泊の際にはベッドに飛び込んでください。


空間内に広がっている家具たちは特注のものもございますが、
例えば、ベッド脇にコーディネートしている「Easy Chair」「Otto Stool」などのNarrativeシリーズや、壁面にかかっている「Wall Shelf」、空間をぼんやりと照らす「cocomu」は、
店頭・オンラインでお求めいただけます。

本を読んだりくつろいだり、ペーパーコードの椅子たちが雰囲気をぐっと引き立たせます。

こだわりのアール、タイルの洞窟

宿泊に欠かせないのが、バスルームです。
みなさんホテルに泊まられる際、お風呂がキマっていると嬉しくなりませんか?

graf porchにもロゴがあるのですが、実はお風呂場の形から着想を得ていて、
職人泣かせのこのタイルの天井が見所です。

ご旅行で疲れた身体を湯船に浮かべながら、この洞窟でゆっくりと一息ついてはいかがでしょうか。

連泊などの長期滞在の方用に、洗濯機などもあります。

木材で囲まれた、不思議な床の間

こちらは縁側のようなギャラリースペースを抜けると現れる和室です。

フローリングが天井に展開しているような、
まるで荒川修作+マドリン・ギンズによる空間彫刻、養老天命反転地のようなこの空間は、
実はもう一つの寝室になっています。
天井まで木々で覆われていて、床に寝そべってみるとなんとも不思議な感覚に。

片方の壁がパカッと開いて、お布団が3セット入っています。
太鼓障子の扉をスライドさせると、うっすらと外界の光を遮断してくれます。

障子を閉じるとこんな感じ、不思議な空間を全身で体感できます。


graf porchでは、随時宿泊を受け付けております。
建物の横には土佐堀川が流れていたり、反対の窓には桜の木があったりと、
都心には珍しい、四季折々の借景をお楽しみいただけます。

ご予約はairbnb公式webから、ご宿泊おまちしております。

【graf porchの展覧会告知】

浮遊 
期間|2023年8月29日(火)-9月10日(日)

elements 03 CLIMATE
期間|2023年9月16日(土)-9月24日(日)

定休|月曜、および第二火曜
時間|11:30 – 18:00
場所|graf porch(大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 2F)

この記事の投稿者

1991年バイエルン州アウクスブルク生まれ。美術ギャラリー、美術系出版社勤務を経て2020年よりgrafに参加。 graf porchの管理人。 アートと人文学とお酒が好き。